若い頃にヘルパーとして働いた経験

若い頃にヘルパーとして働いた経験

私は若い頃、短い期間でしたがヘルパーとして働いたことがあります。事業所に登録し、何軒かのお宅へホームヘルパーとして入らせていただきました。
ホームヘルパーには排泄介助などの身体介護から掃除洗濯という生活援助までいろいろな仕事あがりますが、私はお恥ずかしいことにどうしても料理だけは苦手でしたので、それ以外の仕事に入らせていただきました。最初の頃は、掃除や布団干しが主な仕事でした。そう書くと
「家事の延長で楽そう」
と思われるかもしれませんが、他人のお家に入るということは、とても気を遣う仕事なのです。花瓶などをひっくりかえしたら大事ですし、掃除機を柱にぶつけたりしないように気を付けなければなりません。それに、どのお家にもその家の「やり方」というか、ルールのようなものがあります。
それがヘルパーの仕事の範囲内であれば守る必要があり、そのお家の空気を乱さず仕事をしなければなりません。私は独身でしたが「お嫁に入るというのはきっと大変なんだろうな」と思った覚えがあります。
一方で身体介護ではまた別の苦労がありました。予想外のことが起こる、という苦労です。たとえばオムツ交換そのものにはすぐに慣れたのですが、利用者さんがなかなかオムツ交換をさせてくれなかったり、替えたとたんに汚されてしまったり、オムツが足りなかったり、ということが時々起こりました。仕事は決められた時間内に終わらせなければいけませんので、よくあたふたとしてしまいました。
いろいろなことがありましたが、若い頃の経験が、実際に自分の親を介護するときに非常に役に立ちましたので、ヘルパーをやっていて本当に良かったと思っています。